七夕 石川茂弘

7月は文月(ふみづき)。7日は“七夕”で短冊に文字を書くからでしょうか?夏至(6月21日)が済んで、小暑がこの時期に当たります。

 

暦を調べると、五節句として以下の5つがあります。

1月7日…人日(じんじつ)の節句。 和名:七草の節句

3月3日…上巳(じょうし)の節句。 和名:桃の節句

5月5日…端午(たんご)の節句。  和名:菖蒲の節句

7月7日…七夕(しちせき)の節句。 和名:七夕(たなばた)

9月9日…重陽(ちょうよう)の節句。和名:菊の節句

 

7月7日の七夕といえば、笹に願い事を書いた短冊を飾ります。

古くからある七夕の行事に対し、1941年(昭和16年)に文部省発行の「うたのほん 下」に掲載された「たなばたさま」の定番が脳裏を過ぎります。

 

ささの葉サラサラ   軒端にゆれる

お星さまキラキラ   金銀砂子

五色の短冊      わたしが書いた

お星さまキラキラ   空から見てる

 

五色の短冊は「赤・青・黄・白・黒(紫)」の五色を使うのが一般的で、それぞれ意味があるとのことです。

赤(=火行):光り輝く炎の様子を象徴

青(=木行):樹木の成長する様子を象徴

黄(=土行):植物の発芽を象徴

白(=金行):鉱物・金属を象徴

黒(=水行):和泉から湧き出る水を象徴

 

平年、この時期は梅雨で星空を仰ぎ見ることができないのですが、今年は月を見ることができました。月明かりと地上の灯りで残念ながら星はあまり見えません。山奥でないと星空を拝むことが出来なくなっている現状です。尚、旧暦7月7日(現在の8月12日ごろ)、夏の大三角のうちの2つ、ベガ(織姫星:裁縫を司る星)とアルタイル(彦星:農業を司る星)は七夕のシンボルです。方角は東で、時間は22時過ぎに、星に願いを、月に祈りを...。

「希望する就職先に内定がもらえますように」「検定に合格しますように!!」「無病息災、五穀豊穣!!!

改めて、衣(裁縫)・食(農業)の大切さを知った七夕でした。

 

 

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