
野村 悠眞さんのプロフィール
群馬法科ビジネス専門学校 行政ビジネス学科 警察官・消防士コース/2022年3月卒。小学校1年生からアイスホッケーを始め、中学・高校とホッケー一筋。高校時代にはインターハイに2回出場した。氷上の格闘技とも言われるアイスホッケーを続けることで体幹やバランスといった身体能力の強さはもちろん、挨拶や礼儀、チームプレーの大切さなど精神面の学びも多かったと語る。趣味は小6から始めたスノーボード、aでウィンタースポーツ全般はお手のものだ。家では妹2人を持つお兄ちゃんで優しい性格だが、実は負けず嫌い。どんな場面でも冷静に行動できる消防士を目標に、持ち前の粘り強さを武器にトレーニングを続けている。
消防士を目指したきっかけ。
父が消防団だったため、もともと消防士の仕事を身近に感じていましたが、一番のきっかけは高校1年生の時に車ごと崖から転落する大きな交通事故に遭ったことです。顔面を粉砕陥没骨折するほどの大ケガで意識不明のまま病院に運ばれましたが、幸い一命を取り留めることができました。意識が戻った後、救助隊の方が急な崖から救助してくれたと聞き、過酷な状況にも関わらず迅速に命を救ってくれたことに対する感謝と尊敬の気持ちを非常に強く感じました。そこから自分も困っている人や助けを求めている人の元にいち早く駆けつけ救える人になりたいと思い、消防士を目指しました。
目標に向かって。
高校3年生の時に受験しましたが、残念ながら不合格。渋川消防の教養試験が特別な出題形式であったにも関わらず、全くその知識を持っていなかったことが敗因です。思うように勉強ができなかったとはいえ、体力には絶対の自信があったのに1次試験に受からず、体力テストまで行けなかったという事実にかなりショックを受けました。そこで、とにかく問題の解く方法を極めて、1年で絶対に結果を残すという強い思いを持って群馬法科に入学しました。難しい問題を早く解く方法や面接の対策など、プロの知識とテクニックを学んだことで最短で夢を叶えることができ、先生方にはとても感謝しています。
クラスの仲間と共に。
短期集中型の1年制クラスなので真面目に勉強する人が多く、最初のうちはピリピリした雰囲気もあったかと思います。しかし、同じ志を持っているので互いに切磋琢磨しあいながら徐々に良い緊張感が生まれてきました。みんなで筋トレをしながら懸垂が何回できるかを競い合ったりしました。また、試験問題を出し合いながら勉強し、時には消防の仕事について語り合ったりと、一緒に成長していけた実に内容の濃い1年という時間でした。クラスの仲間と一緒に頑張ったからこそ、試験が終わって緊張がとけた今、みんなとの時間は、一番充実して楽しいと感じます
消防士として活躍するために。
夢だった消防士として活躍するために、まずは4月からの消防学校で専門的な知識を学び、鍛錬に励んで自分ができる最大限の努力を続けていきたいです。1分1秒を争う現場で常に最善の活動をするために、日頃の訓練から本番を意識して取り組み、挑戦する気持ちを忘れずに持ち続けていこうと思います。自分が命を救っていただいた時のように、過酷な場所にいち早く駆けつけて多くの人の命を救える隊員に1日も早くなれるように頑張ります。地域住民に信頼される救助隊として救助の最前線に立つことを目標に、初心を忘れず日々努力していきます。