私は中学校三年間不登校でした。 なぜ登校することができなかったのか明確な理由は見つからないのですが、三年間ただただ自宅で過ごしました。 中学三年生の年になった時に、漠然と「高校に行かなくちゃ」と思い、受験勉強を始めたものの、時すでに遅く高校受験には失敗しました。 行く高校も無かったので、母に紹介されたままクラーク高校に入学しました。
期待していなかった高校生活でしたが、卒業を間近に控えた今では、この高校に入学して良かったと心から思っています。
その理由は二つあります。一つ目はクラスの人数が少なく、クラスメイトとのコミュニケーションがとりやすいことです。
中学校に通っていなかった私にとって友人をつくることは難しいことと思っていましたが、同じような境遇の生徒も多く打ち解けることができました。
二つ目は行事が多いことです。ただ行事が多いだけでなく、
生徒間のコミュニケーションを深められる行事が多いと思います。
球技大会や体育祭などは練習を行う中でも絆が深まっていきますし、もちろん本番では「勝ってうれしい」「負けて悔しい」を一緒に味わうことができます。
文化祭では企画・準備・運営を生徒主体で行うので、意見がぶつかることもありますが、だからこそ絆が深まりました。
中学に通えなかった私が、
どうせ高校も通えないから「通信制高校でいいや」と、週に一回や、月に数回通えばよい通信制高校を選んでいたら、この経験はできなかったでしょう。
毎日通う学校だったからこそ、友人ができクラスメイトとともに達成感を味わうことができたと思います。
小学校・中学校生活で挫折し、失敗したと思っている私と同じような境遇の人がいれば、あまり心配せずにこの学校に入学してみてください。 きっと気の合う友人がすぐにでき、先生たちのサポートのもと、楽しい高校生活が送れるはずです。
私は中学生の時、人間関係が原因で不登校になってしまいました。 家にいる間に教科書を開くことはほとんどなく、それまでに勉強してきたことはすっかり忘れてしまいました。 時々焦って問題集を開くことはありましたが、全く解けず、勉強自体が大嫌いになってしまいました。 特に数学は、公式も計算も全く分からず、ゴチャゴチャ並んだ数字を見るのも嫌なくらい嫌いでした。 そんな私に、中学3年生の時の担任が、「もう一回やり直してみないか?」と勧めてくれたのがクラーク高校でした。
クラーク高校の授業は中学校の復習から行ってくれ、分からないところは、放課後に先生が一緒になってサポートしてくれました。 また、クラーク高校の特色の一つに、検定試験がありました。 私が初めてチャレンジしたのは電卓検定3級です。 数学嫌いの私に、「難しい計算は、全部電卓がやってくれるから大丈夫!」と担任の先生が勧めてくれました。 初めての検定試験は、震えるほど緊張しましたが、無事合格できました。コンプレックスだった勉強が、 合格という形で認められたことが本当に嬉しくて、次も頑張りたいと思うようになりました。
あれほど勉強嫌いだった私が、簿記やパソコン、ビジネス系の検定にも合格でき、 その他の勉強にも前向きに取り組めるようになりました。 この先高校を卒業したら専門学校に進学し、国家資格を取得したいという新たな目標もできました。
きっかけは人間関係のもつれ、それが原因かはわかりませんが、朝起きると頭痛や目まいなどが起こり、 私は中学校3年間のうち2年間はほとんど欠席、登校できても保健室までという生活をしていました。 私の人生どうなっちゃうんだろう…。 周りの友達が毎日楽しそうに登校している姿を見て、そんなことばかりを考える毎日でした。 私が高校進学について悩んでいた時に、偶然クラーク高校に通っている先輩の話を聴くことができました。 その先輩も 中学校の時不登校生活だったそうですが、今では登校できているとのこと。 でも当時の私には実感が沸かなく、絶対自分には無理だと思っていました。 他の通信制高校の説明会にも参加し、週に1度だけ通えば高卒資格が得られるなど、 当時の私にとって楽な選択肢もありましたが、 それでは中学校の生活と何も変わらないのではないか? それでは問題を先延ばしにしているだけではないか?と考え、 思い切って毎日登校するスタイルのクラーク高校への進学を決めました。
しかし休むことが当たり前だった生活習慣がそんな簡単に改善されるはずもなく、 1年の時はせいぜい週に2日やっと登校できる程度でした。 結局は中学の時と同じじゃないかと落ち込む日々もありました。 そんな中、担任の先生は、「うちの学校は将来のためのリハビリでいいじゃないか、 少しずつでいいから前進しよう」といつも励ましてくれました。 先生方や家族、友達のサポートがあり、私は少しずつ登校する日数が増えていきました。 現在高校3年生となった私は週5日登校が身に付き、 中学校の時持っていた対人恐怖症、原因不明の体調不良がなくなりました。 元々は人が好きで人と関わる仕事がしたいと思っていた私は、 私と同じように悩んでいる人を助けられるような職業に就きたいと考えています。
中学生の頃の私は、人見知りをする性格で、人とコミュニケーションを上手くとることが出来ませんでした。 また、仲間外れにされたり、陰口を言われたりしたため、1年半しか学校に通うことが出来ませんでした。 そんな中、高校に入学するかどうか悩んでいた時に、両親からクラーク高校を勧められました。 話を聞いてみたところ、少人数制の学校であると知りました。 人とのコミュニケーションが苦手な私にとって、少人数制はとても魅力に感じました。 さらに、私と同じような悩みを抱えていたり、同じ経験をしてきた人が安心して通える学校だと思いました。 また何よりも、同じ中学校に通っていた友達も入学するという話を聞いて、心強いなと思えたため、入学することを決めました。
実際にクラーク高校に入学してみると、優しい先生や新しい友達に出会い、毎日学校に通えるようになりました。 また、友達が学校の朝や帰りに挨拶してくれたり、優しくたくさん話しかけてくれるので、 少しずつコミュニケーションが取れるようになりました。今ではクラスの友達と気軽に話せます。 そして、勉強に関しては、中学生の頃はやる気が出ず、きちんと勉強をしてきませんでした。 テスト期間中であっても、ほとんど勉強をしていませんでした。 しかし、クラーク高校に通い始めてからは、先生が優しく丁寧に基礎から教えてくださるので、 少しずつやる気が出てきて、今では勉強に対して前向きに取り組んでいます。 また、クラーク高校では、様々な検定取得に力を入れています。 パソコンや電卓検定、漢字検定など多くの資格を取ることが出来ます。 初めは資格を取ることは難しいと思っていました。 しかし、地道に勉強することで様々な資格を取ることが出来ました。 今では更に上の級を目指して頑張っています。 クラーク高校には体育祭や収穫祭、持久走大会など様々な行事があります。 中学生の頃の私は、学校の行事にあまり積極的に参加していませんでした。 しかし、高校に入ってからは、体育祭では多くの種目に出たり、 収穫祭では率先して行動したりと、意欲的に参加することが出来ました。 一つ一つを終えた後の達成感や喜びを感じられ、友達と協力してなにか行うことがとても楽しかったからです。 また、苦手な持久走大会では、最後まで走り切ることが出来たので、とても嬉しかったです。
そして、私は将来の夢が出来ました。 私の夢は、多くの人に食事の栄養面でサポートする、管理栄養士になりたいです。 そのために、私は大学進学を考えています。 勉強はもちろん大切です。しかしそれ以上に、自分のコミュニケーション能力を高めることが必要だと思います。 なぜなら、1人1人に寄り添いその人にあったサポートをするために、コミュニケーション能力は必要不可欠だからです。 そのため私は残りの高校生活でも、より一層意欲的に勉強に取り組むのはもちろんのこと、積極的に人と関わっていきたいと思います。