2023年度講座スケジュール

メインテーマ
「ぐんまの近未来とその先の夢」


第1回
ぐんまの未来とその先の夢

5月18日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 石崎 泰樹 群馬大学 学長


講座のポイント

 COVID-19感染拡大で私たちの暮らしは大きく変わりましたが、ぐんまにとっては新たな展望がひらけたと感じています。ICTの発達によりぐんまにいながら全世界の情報を収集し、自ら全世界に情報発信することが可能となったからです。群馬大学は、ぐんまの産業・自治体と連携し、情報科学や食健康科学の分野で活躍する人材の養成を目指し大学院を改革しています。皆さんのご意見をお伺いできれば幸いです。

プロフィール

1981年東京大学医学部医学科卒業。1985年東京大学大学院医学系研究科修了(医学博士)。岡崎国立共同研究機構・生理学研究所、東京医科歯科大学、ロンドン大学ユニヴァシティカレッジ、神戸大学を経て2004年から群馬大学大学院医学系研究科教授。2017年から群馬大学大学院医学系研究科長・医学部長。2021年から群馬大学長。

第2回
奥利根に「健康の里」を夢みて

6月15日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 入内島 一崇 みなかみ町商工会 会長


講座のポイント

事業を成功に導くには、ドリーマ-(夢追い人)とビジネスマン(実務家)の要素を併せ持たなければならないと言われていますが、私の人生はドリーマーの面がいささか強く出てしまいました。奥利根に観光と健康・福祉を求め、社会貢献と地域活性化についてお話しいたします。

プロフィール

麻布高校・中央大学法学部卒業、日本大学大学院理工学研究修了、日本大学工学博士。1980~現在まで医療法人高徳会理事、1992年~2006年社会福祉法人志純会理事、2006年10月より2019年9月同法人理事長を務め、1999年5月~2005夜野観光協会会長、2018年~2023年5月までみなかみ町商工会会長を務め、地域社会の安全と安心のため尽力しています。

第3回
人と動物の共通感染症対策における
ワンヘルスの考え方

7月20日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 川合 覚 獨協医科大学 熱帯病寄生虫病室 教授


講座のポイント

近年、社会問題となっている感染症の多くは、動物の介在によって拡大しています。今回の講座では、感染症の対策として人の健康だけでなく、動物の健康とそれらを支える環境保全を一体となって取り組む「ワンヘルス」という考え方を紹介いたします。

プロフィール

1959年京都市生まれ。1995年群馬大学大学院医学研究科博士課程を修了後、獨協医科大学医動物学講座の助手に着任。2017年より同大学熱帯病寄生虫病学講座教授。2020年より同大学実験動物センター・センター長を兼務。大学院博士課程では鈴木守先生の指導の下、マラリア学を専攻。特に「サル・マラリア疾患モデルを用いた病態解析」や、「人獣共通感染性サルマラリア」を専門分野とする。獣医師。

第4回
外国人財に「選ばれる」ぐんまになる―
その社会的意味と拓かれる未来とは

9月7日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 結城 恵 群馬大学 大学教育・学生支援機構 教授


講座のポイント

日本が経済成長を図るには、2040年には現在の約4倍の外国人財が必要と推計されています。群馬大学で取り組んできた25年間の多文化共生の取組を振り返り、外国人財に「選ばれる」地域となることの社会的意味と未来について、みなさまと考えます。

プロフィール

東京大学教育学研究科修了。博士(教育学)。多文化共生の地域づくりと外国人財活躍支援を、産官学金協働で進めている。5年間にわたり構築してきた高度外国人財養成カリキュラムは、全国初となる、文部科学省「留学生就職促進教育カリキュラム」の認定を受けた。2022年には、自民党政務調査会で「日本型多文化共生社会の実現」と題して講演。現在、法務省「総合的な支援をコーディネートする人材の役割等に関する検討会」有識者委員。

第5回
尾瀬は今

10月12日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

新井 幸人 写真家


講座のポイント

COVID-19のパンデミックは、世界のもっとも弱い人々が、適切な医療から置き去りにされる状態を露呈させました。さらには、貧困や飢餓、熱帯病で苦しむ人々もいます。今、SDGs達成への国際協力のあり方を問います。

プロフィール

1953年群馬県赤城村(現渋川市)生まれ。82年写真家として独立現在に至る。写真集「尾瀬」「日本 海」「利根川上流紀行」「緑の水脈」など20数冊を発表。また「絵葉書にない尾瀬」「水と光の宇宙 コ ケの森」(NHK総合・BS4Kなど)「生命をはぐくむ赤城の森」(群馬テレビなど独立U局9局)など5本 発表。97年NHK地域放送文化賞受賞。尾瀬の郷親善大使。(公)尾瀬保護財団理事。

第6回
古墳時代の群馬の繁栄と現在

11月9日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

右島 和夫  群馬県立歴史博物館 特別館長


講座のポイント

古墳時代の群馬は、東日本屈指の有力地域だ った。東日本最大の太田天神山古墳をはじめ質量ともに充実した古墳の存在がこれをよく物語る。その理由として、自然環境に非常に恵まれていることがあり、現代の群馬にも通じる重要な条件である。

プロフィール

昭和23年群馬県伊勢崎市生まれ。県立太田高校から群馬大学教育学部を経て、関西大学大学院文学研究科。博士(文学)。大学院修了後、群馬県教育委員会文化財保護課、群馬県埋蔵文化財調査事業団、群馬県立歴史博物館等に勤務。現在、群馬県立歴史博物館特別館長、群馬県文化財審議委員、奈良県立橿原考古学研究所特別指導研究員。