2022年度講座スケジュール

メインテーマ
「新型コロナウィルス禍後の日本と世界」
 ~我々は何を失い、何を得たか~


第1回
渋沢栄一の「論語と算盤」で
ポスト・コロナの新しい社会を拓く

5月19日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 渋澤 健 シブサワ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役


講座のポイント

 現在の日本は時代の節目に立っている。今までの昭和時代に築いた日本の成功体験の延長戦上では、これからの令和時代に繁栄する社会は描けなく、新しい時代の新しい価値観で新しい成功体験が必要となる。このような時代背景があるからこそ、晴天を衝くことを目指した明治時代の実業家である渋沢栄一に関心が高まっているのかもしれない。よりよい明日を常に目指した渋沢栄一の精神を現在に蘇らせ、豊かな社会を実現させよう。

プロフィール

シブサワ・アンド・カンパニー株式会社代表取締役、コモンズ投信株式会社取締役会長。
複数の外資系金融機関およびヘッジファンドでマーケット業務に携わり、2001年にシブサワ・アンド・カンパニー株式会社を創業し代表取締役に就任。07年にコモンズ株式会社(現コモンズ投信株式会社)を創業、08年に会長に就任。経済同友会幹事およびアフリカ開発支援開発PT副委員長、UNDP(国連開発計画)SDG Impact Steering Group委員、東京大学基金シニアアドバイザー、等。
著書に「渋沢栄一100の訓言」、「SDGs投資」、「渋沢栄一の折れない心をつくる33の教え」、「超約版 論語と算盤」、他。

第2回
コロナウイルスの基礎と今後について考える

6月9日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 神谷 亘 群馬大学大学院 医学系研究科生体防御学講座 教授


講座のポイント

すでに、3年を超えるコロナ禍の中で、今一度、コロナウイルスのウイルス学的特徴を基本からわかりやすく、学術的に正しい情報を伝えます。このコロナ禍がもたらした光と影、今後の感染症について皆さんと考えます。

プロフィール

1999年に酪農学園大学獣医学科卒業、大阪大学微生物病研究所でウイルス研究の基礎を学び博士号を取得。その後、博士研究員として5年間、米国テキサス大学でコロナウイルスの研究を行う。帰国後もコロナウイルス研究を続け、2019年より現職。獣医師免許を持つウイルス研究者として群馬県でヒトと動物のウイルス感染症制圧を目指している。

第3回
コロナが教育に与えた諸問題

7月21日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 平田 郁美 群馬県教育委員会 教育長


講座のポイント

学校はコロナ禍により最も影響をうけた機関の1つです。教育は人と人の交流の中で、そして信頼の中で行われるものですが、コロナはそれらを阻害します。コロナが教育に与えた諸問題とwithコロナ時代の教育を考えます。

プロフィール

東京都生まれ。横浜国立大学教育学部卒業、同大学大学院教育学研究科修了、東京都立大学大学院理学研究科修了。理学博士。共愛学園女子短期大学で講師、教授を長年務め、共愛学園前橋国際大学学長、学校法人共愛学園副学園長を歴任する。学校教育のみならず、群馬県総合計画策定懇談会委員など、様々な行政計画の策定に携わる。2016年10月~2021年3月まで群馬県教育委員会教育委員を務め、2021年4月群馬県教育委員会教育長に就任。

第4回
新型コロナウイルス感染症に対する
日本医師会の取り組み

9月8日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 釡萢 敏 日本医師会 常任理事


講座のポイント

新型コロナウイルス感染症は、私たちの生活に極めて大きな影響を与え、まだまだ続くものと予想されます。これまで2年間にわたる日本医師会での経験を振り返り、日常生活における今後の留意点をお話ししたいと思います。

プロフィール

昭和53年3月日本医科大学卒業 同大学病院で小児科専門医として10年間勤務した後、小泉小児科医院院長、高崎市医師会理事、高崎市医師会長、群馬県医師会参与を務めている。平成26年6月日本医師会常任理事に就任し、現在日本医師会の新型コロナウイルス感染症対策責任者として全国の医師会の対策方針をまとめている。

第5回
パンデミック感染症の勃発と国際協力

10月13日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

狩野 繁之 国立国際医療研究センター研究所 熱帯医学・マラリア研究部


講座のポイント

COVID-19のパンデミックは、世界のもっとも弱い人々が、適切な医療から置き去りにされる状態を露呈させました。さらには、貧困や飢餓、熱帯病で苦しむ人々もいます。今、SDGs達成への国際協力のあり方を問います。

プロフィール

1959年、群馬県前橋市生まれ。前橋高校卒業、群馬大学医学部卒業、同大学医学研究科博士課程修了。1991年~同大学医学部寄生虫学教室(当時:鈴木守教授の下)助手/講師/助教授。1998年~現職。主な併任として、1999年~筑波大学大学院教授、2015年~フィリピン大学客員教授、2016年~長崎大学 客員教授、2019年~タイ・マヒドン大学客員教授。2018年、マヒドン大学名誉博士(熱帯医学)。

第6回
改めて人類の文明と自然関係を問う

11月10日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

近藤 誠一  国際ファッション専門職大学学長(元文化庁長官)


講座のポイント

人類は輝かしい文明を創ったが、その陰で進んでいる権力と経済への欲望は深刻な自然破壊を招いている。それをいみじくも教えてくれた気候変動とパンデミックから何を学ぶかを真剣に考え、行動に移さなければならない。

プロフィール

1946年生。東京大学卒、1972年外務省入省。広報文化交流部長などを経て、ユネスコ大使、駐デンマーク大使、文化庁長官。退官後東大特任教授等を務めたほか、国際ファッション専門職大学学長、長野県、京都市、横浜市の文化関係財団理事長、人文知応援フォーラム共同代表等を務める。レジオン・ドヌール・シュバリエ章(仏2006)、平成28年瑞宝重光章受賞。『外交官のアラカルト』、『近藤誠一全集-I』 等著書、論文多数。