2021年度講座スケジュール

メインテーマ「日本のスポーツ文化・精神Ⅱ」


第1回
日本における女子柔道選手の育成と課題

5月20日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 野瀬 清喜 全日本柔道連盟副会長 埼玉公安委員会委員長 埼玉学園大学特任教授


講座のポイント

 2ヶ月後に迫った2020東京オリ・パラにおける柔道競技の見所や日本代表への期待、肥大化を続けるオリ・パラの未来と課題。柔道を通じての人材育成のあり方、組織のガバナンスやコンプライアンスについてもお話しします。

プロフィール

1952年
新潟県阿賀野市生まれ。
東京教育大学体育学部卒業 筑波大学大学院修士課程終了 埼玉大学名誉教授
1984年ロサンゼルスオリンピック柔道競技3位・同年アジア選手権優勝
1996年アトランタオリンピッック女子柔道監督
埼玉大学に36年間在籍し、全日本優勝者13名、全日本学生優勝者24名を育成。
オリンピック、世界選手権、アジア大会などでのメダリストを輩出
 
■著書/「柔道学のみかた」「学校体育授業事典」「ステップアップ中学体育」

第2回
日本における長距離ランナーの育成と課題

6月17日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 花田 勝彦 GMOインターネットグループ男子陸上長距離チーム『GMOアスリーツ』監督


講座のポイント

陸上長距離は、箱根駅伝に代表される『駅伝』文化とともに進化を遂げてきました。しかし、海外との差が広がった現在では、新たな取り組み方法でその差を埋めていく動きも出てきています。そうしたことも踏まえ、選手の育成と課題についてお話しします。

プロフィール

1971年生まれ
早稲田大学時代、第69回箱根駅伝4区で区間新記録・区間賞を獲得。卒業後はS&B食品陸上競技部に所属。1996年アトランタ、2000年シドニーと両オリンピック日本代表(陸上10000m)。1997年アテネ世界陸上マラソン日本代表。2004年引退後、上武大学駅伝部監督を経て現在はGMOインターネットグループ(GMOアスリーツ)監督を務める。

第3回
オリンピックの科学サポート

7月8日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 深代 千之 東京大学大学院 総合文化研究科・教授


講座のポイント

スポーツの競技成績は、五輪ごとに向上している。近年では、選手への科学のサポートが大きく貢献してきている。講演では、動きのバイオメカニクスと体力トレーニングの具体的な例を基にお話しします。

プロフィール

1955年、群馬県みなかみ町生まれ。
東京大学大学院教学研究カ科終了。博士(教育学)
(一社)日本体育学会会長、日本バイオメカニクス学会会長。
トップアスリートの動作解析から、子どもの運動能力開発法まっで幅広く研究するスポーツ科学の第一人者。
著書多数。2018年秩父宮章受章

第4回
マスク越しに見たプロ野球

9月16日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 井野 修 (一社)日本野球機構 野球規則委員


講座のポイント

ここ数年、プロ野球の人気はスゴイものがあります。球場に行っても入れない所があります。何故、日本のプロ野球はここまで人気になったのでしょうか。その辺りを詳しくお話しします。

プロフィール

1954年群馬県伊勢崎市生まれ。
大学在学中にプロ野球セントラル野球連盟審判部に入局。
2003年セ・リーグ審判部長。
2010年セ・パ審判部とうごうによりNPB審判長。
公式戦試合出場数2902試合。日本シリーズ12回、オールスター6回出場。
2014年からプロ野球規則委員(現在に至る)。

第5回
パラリンピックをめざした私の歩み

10月14日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

奈良 恵里加 パラリンピック 水泳メダリスト


講座のポイント

誕生から就学まで母の愛と家族に支えられ機能訓練をしている時プールと出会い、やがてパラリンピックへの道を開いてくれたコーチと出会う。世界の大舞台シドニーパラリンピック200mリレーのスタート台に立った時のことや、母、祖母との別れを交えながら。その道のりを貴重な映像と共にお話しします。

プロフィール

1978年脳性麻痺による体幹機能障害で生まれる。
2000年のシドニーパラリンピックに初出場し、その後アテネ、北京、ロンドン大会に連続出場し、自由形50m・100mで銅2個、200mリレーで金2個、200mメドレーリレーで銅1個のメダルを獲得。2019年障害の審査でS6からS8クラスになる。現在東京パラを目指して頑張っている。

第6回
夢の実現〜努力は裏切らない!〜

11月18日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

宇津木 妙子  NPO法人ソフトボール・ドリーム 理事長


講座のポイント

中学生で出会ってから52年、私にとってソフトボールは人生そのもの。人として必要なことも、指導者として貫いた哲学も、全てはソフトボールを通して培ったもの。ただただ、「ソフトボールに出会えたことに感謝!」するだけ。本講演では成功するリーダーシップの極意、選手たちの目標意識の高め方、最強のチーム作り等、世界一のチームに導くためのリーーダーの役割を人生の段階ごとに紹介します。

プロフィール

1953年埼玉県生まれ。
星野女子高等学校卒業後、ユニチカ垂井(岐阜県)入社。
1985年現役引退後、日立高崎女子ソフトボール部監督就任。
1997年全日本監督に就任し2度のオリンピック出場。
2011年NPO法人ソフトボール・ドリームを設立。
2015年ビックカメラ女子ソフトボール高崎シニアアドバイザーに就任。
世界野球ソフトボール連盟理事、スポーツ庁スポーツ審議会委員等を務める。
 
■著書
『努力は裏切らない』/幻冬舎文庫
『チームワーク』/学陽書房
『金メダルへの挑戦』/学陽書房
『宇津木魂』/文藝春秋
『ソフトッボール眼』/講談社