2018年度講座スケジュール


第1回
地震の発生メカニズムと地震の長期予測

5月25日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 長谷川 昭 東北大学名誉教授


講座のポイント

 日本列島は大地震により繰り返し大きな被害を受けてきた。プレートの沈み込み帯に位置しているからである。本講演では、地震の発生メカニズムと日本列島に発生する地震の長期的な予測について分かり易く説明する。

プロフィール

 1945年群馬県桐生市生まれ。1967年東北大学理学部卒、1969年同理学研究科修士課程修了。東北大学理学部助手、助教授、教授を経て、現在名誉教授。専門は地震学、特にプレート沈み込み帯の地震の発生メカニズムの研究。科学技術学術審議会委員、同地震火山部会長、地震調査研究推進本部政策委員、同調査観測計画部会長などを歴任。現在同総合部会長。2008年米国地球物理学連合フェロー、2014年日本地球惑星科学連合フェローに選出される。2017年恩賜賞・日本学士院賞受賞。

第2回
地震と建物〜熊本地震に思うこと〜

6月28日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 﨑元 達郎 熊本保健科大学学長


講座のポイント

 平成28年4月に熊本地方を襲った震度7が2度発生するという未曽有の(熊本)地震を、土木構造技術者・研究者として経験して、直接学び、感じたことをお伝えし、地震とは何かを学ぶとともに、地震災害への備えについて一緒に考えたい。
 

プロフィール

 1945年鹿児島県出水市生まれ、神戸育ち。大阪大学大学院を修了後、約35年間、熊本大学等において、構造力学、鋼構造に関する教育研究に従事した。橋梁の強さについての研究成果を国際的に発表し、この分野の最高賞である土木学会賞田中賞(論文部門)を受賞している。また、日本、韓国の「構造力学」の教科書や日本、米国の技術書を刊行し、学生、技術者の育成に貢献した。熊本大学第11代学長、現在は、熊本保健科学大学 理事長・学長を務める。趣味は、水彩画とゴルフ。

第3回
新しい農業経営ー災害時の対応を考えるー

7月19日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 岩井 雅之 ファームドゥ(株)社長


講座のポイント

 東日本大震災での原発の影響は日々の生活だけでなく、農業への被害も甚大なものがありました。この経験をきっかけに開始した太陽光発電事業、そして新しい農業のカタチ「ソーラーファーム®」ついてお話しします。

プロフィール

 1954年群馬県富岡市の農家の三男として生まれ、大手流通業で商売の基本を学ぶ。1994年ファームドゥ㈱の前身となる㈱ファームランドを創業し、農業資材の販売業をスタート。農業を支援し農家の所得向上に貢献する”を企業理念に掲げ、農業生産、農産物加工・流通、農産物直売の「3つの農業支援体制」で、複合的ビジネスを構築する。2011年の東日本大震災きっかけに再エネ事業を開始、ソーラーファーム®システムを考案する。

第4回
災害に強い人をつくる、地域社会をつくる

9月13日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 片田 敏孝 東京大学大学院情報学環 特任教授


講座のポイント

 全国で頻発する地震や噴火、洪水・土砂災害など、今後起こりうる想定を超える自然災害から生き抜くために、我々は自然災害にどう向き合うべきか。“災害安全神話”を払拭し、個人・地域に求められる防災のあり方について考える。

プロフィール

 1960年岐阜県生まれ、1990年豊橋技術科学大学大学院博士課程修了。群馬大学大学院教授、群馬大学広域首都圏防災研究センター長を経て、2017年より現職、工学博士。専門は災害社会工学。災害への危機管理対応、災害情報伝達、防災教育、避難誘導策のあり方等について研究。2012年防災功労者内閣総理大臣表彰、海洋立国推進功労者内閣総理大臣表彰を受賞。

第5回
災害時に生き延びるための裏技

10月11日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 中野 実 前橋赤十字病院院長


講座のポイント

 災害に遭遇した時に、どのようにしたら生き延びることができるかについて、一般の本やネットには書いていない、災害医療を熟知した立場からの秘訣をお伝えしながら、災害医療の基礎について学んでもらいます。

プロフィール

 群馬県渋川市生まれ。群馬大学医学部卒業、医学博士(群馬大学)。1994年前橋赤十字病院赴任。2015年より院長。専門は救急医療・災害医療。群馬大学医学部臨床教授、日本救急医学会評議員、日本集団災害医学会評議員。2014年救急功労者総務大臣表彰。群馬県災害医療検討部会部会長、群馬県DMAT策定部会部会長、群馬県災害医療コーディネーター。日本赤十字社全国救護班研修講師、日本DMAT隊員養成研修講師。

第6回
自衛隊の災害援助体制

11月15日(木)19:00〜20:30
会場 中央カレッジグループ本部ビル6Fホール / 受付開始 18:30 開演 19:00

 岩村 公史 陸上自衛隊第12旅団長


講座のポイント

 自衛隊の実施する国内・外での災害対処について、(1)災害対処における自衛隊の地位と役割、(2)災害対処能力及び体制、(3)過去の災害対処例、について自衛隊の現状及び成果を交えてお話したいと思います。

プロフィール

 1962年鳥取県生まれ。防衛大学校卒業後、第44普通科連隊小隊長をはじめ、第1空挺団第3中隊長、米海兵隊指揮幕僚大学留学(バージニア州クワンティコ)、イラク復興支援隊長、第12普通科連隊長、西部方面総監部防衛部長、中央即応集団副司令官、第1空挺団長、富士学校副校長を経て、2017年8月から現職