しばいぬ日和  駄菓子と私 牛久和弘

今回は、駄菓子屋さんがテーマです。

以前は、小学校の周辺に必ずあった駄菓子屋さん。子供の頃、親しみを込めて「さっちゃんち」とか「しょうちゃんち」なんてお店の方の名前を勝手に屋号として呼んでいた駄菓子屋さんがありました。今、思うと「はじめてのおつかい」の場が駄菓子屋さんでした。親から貰った100円玉を大切に握りしめ、何を買おうかな?なんて、思いを膨らませながら、お店に向かった記憶が蘇ります。限られた予算をいかに有効に使うか考えながら買い物をする経験は、金銭感覚を自然に学ぶ良いきっかけになったと思います。また、子供たちの集まる駄菓子屋さんはコミュニケーションを学ぶ場としてもその存在は大きかったと思います。今では小学校の周りでもあまり見かけなくなりましたが、ショッピングセンター内に駄菓子屋さんが出店し、子供から当時を懐かしむ大人まで賑わっている様子を見ることができます。私もその一人です。大人の私にとってはタイムスリップする瞬間です。お店には商品を売るための工夫が随所に見られます。大袈裟かもしれませんが、今、学校で販売技術を伝える私の下地を作ったのは駄菓子屋さんかも知れません。

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